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労働条件しっかり確認できていますか?

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現在、就職や転職で求人を探している皆さん、求人情報に書かれた労働条件について、きちんと理解されていますでしょうか?
今回は、お給料の設定や、社会保険への加入の有無、休日の設定等、以外と正確にご存知でない方も多い求人情報の見方をご紹介します。

基本給と月給、賞与の考え方

求人における賃金設定の多くは、「基本給 」もしくは「月給(固定給)」 になるかと思います。
(アルバイト、パート、業務委託の場合時給という場合もあります。)

基本給

月の給与のベースとなる金額のことです。
この基本給にプラスして「歩合」「役職手当」「交通費」など「手当」が加算されていきます。

月給(固定給)

基本給+手当て=月給になります。ただし、残業代や歩合などは、月によって変動しますので、固定額の手当て(役職手当や技術手当等)のみが月給に含んで考える事ができます。

賞与

ちなみに賞与に関しては(基本給+能力に応じた手当)×月 というのが一般的です。通勤手当や住宅手当などは、賞与の計算には含まれません。
基本給がいくらなのかが賞与に大きく影響し、年収に影響する事になりますので、しっかり把握しておくことは大切ですね。
※賞与の考え方は会社によって様々ですので、よく確認してください。

社会保険とは

生活する上で様々なトラブルや、個人では対応しきれないリスクに直面したとき、生活を守るセーフティネットとなってくれるのが社会保障制度です。
特に、将来に備えることができる「社会保険」は、安心して働くためには欠かせないものです。
社会保険には以下のものがあります。

  1. 健康保険
  2. 厚生年金
  3. 雇用保険
  4. 労災保険

求人情報でよく見かける「社会保険完備」は、この4つ全てに加入している状態をいいます。
それぞれ見ていきましょう。

健康保険(社会保険)

健康保険は、毎月保険料を支払うことで、医療費がの自己負担ば3割程度になる保険です。
勤め先の会社や組織で加入する保険(社会保険)、美容師専用の保険などのいくつかの種類があります。
社会保険に加入していないサロンに所属していえる方は、自営業や学生の方が加入するのと同じ「国民健康保険」に加入刷ることになります。

厚生年金

年金には「国民年金」と「厚生年金」の2種類があり、20歳以上60歳未満の国民には「国民年金」への加入が義務付けられています。
国民年金は、決められた年数支払いをする事で、「老齢年金」や「障害年金」などを受け取ることができる制度です。
厚生年金は、組織や企業で加入する年金です。勤め先が厚生年金に加入していると、国民年金にプラスして厚生年金が支給されます。

雇用保険

雇用保険は、失業した場合一定の条件を満たすことにより受給できる「失業手当」や、妊娠・出産の際に受け取れる「育児休業給付」、離職後の「傷病手当」をはじめとする、様々なサポートを受けることができる物です。

労災保険

通勤中・勤務中などのケガに対して、医療費などが支給される保険です。

美容師の社会保険加入が難しい現状があります

一般的に美容師は、社会保険の加入が難しいと言われています。
所属しているサロンが法人経営であり、正社員として働いているのであればすべての、サロンとして社会保険に加入する義務があります。また、雇用形態が正社員以外でも、正社員の3/4以上の労働時間と日数を目安として、社会保険に加入する権利が発生します。
しかし、オーナーが個人事業主が経営しているサロンに所属している場合、健康保険(社会保険)と厚生年金は加入の義務がないため、加入できないことが多いようです。
健康保険(社会保険)と厚生年金は“経営者が給与の約14%~14.5%分をを負担しなければならない”ことが影響しています。
もし、月給20万円の従業員が5人いた場合、サロンはひと月で14万円の保険料を支払う必要があり、とても大きな負担となってしまうからです。

週休2日制と完全週休2日制

週休2日制と完全週休2日制、この違いをご存知無い方も多いのではないでしょうか?
週休2日は、1ヶ月の間に「2日休みのある週が最低1週でもある」状態であれば、週休2日と記載ができます。
たとえば、4週ある月の場合
・1週目→2日休み
・2~4週目→各週1日休み
この状態で週休2日となります。
完全週休2日は、1週間のうち必ず2日は休みがあります、という事です。
ただし、これだけでは曜日固定でお休みなのか、シフト制なのかは分かりません。
記載が無い場合はこの点も含めて確認した方がよいでしょう。

労働条件も、働く上で大切な条件です

仕事をする上で、いつ、どのようなケガや病気をするか予測できません。いざという時の為に、社会保険に加入できる事で得られるメリットはかなり大きいと言えます。
就職先のサロンを選ぶ理由は、「お店のスタイルにとても共感する」「通勤に便利」「スキルアップできそう」等様々だと思います。
将来のことを考えると、これらの理由にプラスして「社会保険に加入できる」という条件を加え就職先を選ぶ事も大切になってくると思います。

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