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美容師の仕事道具とは?

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美容師として働くためには、さまざまな専門用具への知識が必要です。まずは美容師の仕事で基本となる道具の種類やその役割を理解していきましょう。

1.ハサミ(シザー)

美容師のヘアカットのメインツールであるハサミです。美容師が扱うハサミにもいくつか種類があります。

ベーシック

その名のとおり、ハサミのなかでもいちばんスタンダードなハサミです。一般的にみられるハサミと同様に、両方に刃が付いています。ベーシックはハサミの長さでカット具合も変わってきます。そのため多くの美容師は、長さの異なるベーシックを複数準備しています。美容師を目指す初心者の方は、まずは基本サイズの6インチから始めるのがよいでしょう。

セニング

セニングは別名「すきバサミ」とも呼ばれています。スタンダードは両方が刃になっていますが、セリングは片方がクシ状になっているタイプのハサミで、髪の長さはそのままに毛量だけを調整したいときなどに使います。

セニングの種類によってカット率(髪のカットされる量)が異なるので、お客様が目指すヘアスタイルに合わせて適切なものを選ぶ必要があります。最も多く使われているセニングはカット率20~30%のものです。

スライド

片方にのみ刃がついているタイプのハサミです。もう片方には刃がついていないため、ハサミを滑らせつつカットできるのが特徴です。髪の毛のボリュームを調整する時や、フワっとした動きのあるヘアスタイルを作るときによく使われるハサミです。

アール

ハサミがアール状(曲線)になっているタイプです。まっすぐな刃先に比べて、アール状のハサミはそれだけ髪の滑りが大きくなります。スライドよりもさらに繊細な仕上げが必要になるときに使われるものです。

2. シザーケース

その名の通りハサミを収納しておくケースをシザーケースといいます。シザーケースのなかには、ハサミの他にコームなども一緒に入れておくことができるので、身につけておくことでスムーズなヘアカットが可能です。

シザーケースには、「ベルトタイプ」「ショルダータイプ」の2種類かがあります。

3. コーム

コームは、薄い板状になっていて歯が直列に並んでいるくしのことです。髪の乱れを直すために、一般的に用いられます。美容室では、髪の毛を一直線にそろえるときや、逆毛を立てたりするのに使われる道具です。

スタンダードなコームはテーツコーム、大きめのコームはジャンボコーム、パーマでロッドを巻くときに使われるのはテールコームと呼ばれます。

4. ブラシ

ブラシは刃が直列に並んでいないタイプのもので、シャンプー後のブローやセットに使用します。ブラシの種類には、ロールブラシ、スケルトンブラシ、クッションブラシなどがあります。

5. ダッカール|カットやカラーの時に使用

ダッカールは、髪をとめるクリップの1種で、鳥のくちばしのような長い形状で、挟む部分にカーブが付いているもののことをいいます。カットの量を調整、あるいはカラーリングのときに髪を取り分けておく際に使用します。ダッカールには大・中・小と長さが異なるものがあり、お客様のヘアスタイルに合わせて適切なものをチョイスしましょう。長いダッカールでは、多めの髪の毛をねじって留めておくこともできます。

いかがでしたか?美容師になるためには、それぞれの道具についてその役割を理解することも大切です。
また、これらの道具はメーカーによっても使い心地が変わってきます。自分にあった道具を探してみましょう。

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